最近分かってきたこと
神道の考えに病や事故等は、罪穢れから起こっていると言われています。
だから悪いことが続いたりすると「お祓いをしてもらおう」とよく言われると思います。
この罪・穢れの意味はこうです。
「罪」は犯罪の罪ではなく、神樣が授けてくださった素晴らしい本来の姿を包み隠してしまうもの、それは良くない邪悪な心等で身が包まれるので、「包む身」を略して「つみ」と言ったのです。
「穢れ」は素晴らしい姿が邪悪な心等で包まれると、人の素晴らしい気も枯れてしまうことを「気枯れ」と言いました。
そんな状態では心も体も素晴らしいパワーが発揮できず、心が病んでくると身体の機能まで衰えてしまい、病気に発展したり不注意などから事故を招いたりするのです。
だから、神道では「祓い」を大切にされているのです。
お祓いを受けることで「罪穢れ」を祓うことができ、そうすると病気や事故等から解放されていくと考えられています。
つまり「祓い」をすることで、枯れた気を元に戻すので『元気』と言うのだと思います。
昔からよく言われている様に「病は気から」という言葉があります。
以上の「罪穢れ」からも分かるように、心がくすんでくると病気や事故を起こしやすくなるということから「病は気から」というのは納得いくと思います。
職業柄経営コンサルタントで、社内を見させて頂き問題の大本を探ってみると人間関係に行き着くことが多いのです。
お互いの気持ちのズレから心の問題に発展して業務に支障がでているのです。
医師でないので詳しくは分かりませんが、病気も発症原因を追究したら恐らく心の何らかのストレスではないかと思います。
例えば、人間関係等で悩むと胃腸に影響してきて胃潰瘍になったり悪化して酷い病気にもなるのだと思います。
また、心が不安定なことで身体の機能が胃腸だけでなく他の臓器も正常に機能しなくなって病を発症するのではないかと、神道の罪穢れの考え方に当てはめると納得いくことだと気付きました。
昔の人は技術や知識がなくても経験で体感して感じる能力に長けていて、「病は気から」ということも理解していたのだろうと思いました。
私は、病気だけでなく大方の人々の悩みや迷い等の抱えている問題は、始まりは心からのものだと分かった気がします。
なので、心を常にクリアな状態にしておくことが大切だと感じています。
神社が出来て1,300年以上が経ち、神道そのものはそれ以前からあったもので、長い歴史の中で未だに神社が守られて神事も行われていることから「祓い」の力はやはり凄いものがあると思います。
なので、先日も申し上げました様に「心のケア」を神棚で行うことをお勧め致します。
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