経営コンサルタントは依頼主である企業経営者の意向に添いご指導・ご助言・ご忠告をさせて頂き問題解決などを目指します。
しかしながら私が思い描く『理想とする会社像』があります。
それは次の通りです。
企業は常に発展繁栄を目指すべきだと考えます。
従って目指す「将来ビジョン」を掲げ、単年ごとにそれに向かう方針を設定して、役員をはじめ従業員が一丸となってそれを目指すことで仕事の楽しさややり甲斐が得られます。
逆に「将来ビジョン」がない場合、社長以外の役員や従業員は何を目指せばいいのでしょうか?
ただ毎日出社して作れるだけ製品を作り、売れるだけ売ればいいのですか?
赤字になれば「もっと売れ!ボーナスも昇給もこのままじゃないぞ!」と尻を叩くだけの経営でいいのですか?
何も目指すものがなく、ただ「売れ」だけでは楽しみもやり甲斐もなく本来の能力も発揮できないでしょう。
「将来ビジョン」を掲げ、それに向かうための目標があるからこそ各自が各部署で与えられた業務をこなすと同時に目標数値をクリアする努力をしていくでしょう。
クリア出来そうになければ、やり方を自分なり又は部署ごとに試行錯誤していきます。
効果があれば、他の部署等にも方法論をシェアして助け合います。
目標達成すれば、相応の達成賞(報奨金等)も出すことで更なるやり甲斐も出てきます。
以上が私が理想としているものです。
ただ、このようになるには、何が必要だと思われますか?
先ずは社長と従業員との信頼関係が構築されていることが大前提です。
中間管理職がいらっしゃる規模なら社長と中間管理職、中間管理職と従業員の信頼関係が構築されていなければなりません。
それには、先ず社長の「雇用」の意味から問い正さなければならない場合があります。
それは「雇ってやっている」という意識があるならば改めなければなりません。
経営者も管理職も従業員が楽しく又能力を発揮できる環境・雰囲気作りをすることが日々の課題・役割です。
従業員ひとりひとりを見て、調子が悪そうなら声掛けをする等、従業員に感心を持つ必要があります。
現在は喝を入れて奮起させる時代ではありません。
社長はサラリーマン時代に経営者や上司との関係はどうだったでしょうか?
嫌いな経営者・上司だった場合、それと同じことを知らず知らずのうちに現在やっていませんか?
経営改善すべきことは大半は経営者の「心の在り方」に行き着くのです。
先ずは経営者が従業員に、得意先に、仕入先等関係先樣に「感謝」の気持ちを持つことから全てが始まると思います。
経営には色々な考え方があると思われますが、私が今まで見てきた結果、以上のようになって頂くことで、社内で改善対応もできるようになり、余程のことがない限り業績は悪化しないでしょう。
取組んでみたい方は、先ずは「定期相談会(要予約)」にご来所頂き、現状をお聞かせください。
お会い出来ることを楽しみにしております。