欲と嘘が世の中を変えた
※欲と嘘
本日は「欲と嘘が世の中を変えた」と題して書かせて頂きます。
本日は西行法師という僧侶のお話しを致しましょう。
西行法師は1,118年~1,190年 平安時代末期から鎌倉時代初期を生きた武士であり、僧侶で歌人でもあった方です。
北面武士の一員に任命されており、北面武士とは上皇の護衛にあたった武士であり優秀だったようです。
同僚武士に平清盛がいたとか。
そんな順風満帆な人生を送っていたが、突如出家をしたといいます。
出家の動機は諸説あるようですが「友人の死」や「失恋」とも言われています。
西行法師は出家した後、全国を巡る旅に出ました。
西行法師は歌人でもあり生涯で23,000首もの歌を残したと言われており、百人一首にも選ばれています。
前置きが長くなりましたが、西行法師の沢山の歌からひとつご紹介しましょう。
『何事の おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる』
これは、個人的に好きな歌なのですが、わりに有名な歌なので、ご存じの方は多いかもしれませんね。
この歌は西行法師が伊勢神宮にお参りをしたときに詠んだ一首です。
この歌を読んで、なんとなく伝わりませんか?
「何事のおわしますかは 知らねども」は、伊勢神宮にお参りして天照大御神の神気を感じ取ったのでしょう。
「何かわからないが、でも何かが存在している」と驚いている状態でしょう。
続けて「かたじけなさに 涙こぼるる」の「かたじけなさに」は畏れ多くて有難く思う気持ちを表現したものでしょう。
あまりにも有難すぎて自然に涙がこぼれてきたのでしょう。
西行法師に限らず、昔の人は感受性が強かったのではないかと思います。
霊感とはまた違ったものですが、感じ取ることが出来る力です。
これはテレパシーにも似ているかもしれません。
テレパシーと言えばオーストラリアの先住民「アボリジニ」はテレパシーが使えるそうです。
何故テレパシーが使えるのかを尋ねると「簡単なことさ。欲を持たないことと嘘をつかないことさ。」と答えたいう話があります。
私はこれを聞いて、思いました。
昨今では政治家も企業も個人も「欲」が強く、自我の利益のために「嘘」をつく。
そもそも、昔の人は研ぎ澄まされた感性を持っていたが、色々なことが出来る様になると「もっともっと」と欲が発生し、それに伴い嘘も発生して来たように思う。
それでアボリジニが言うように「欲を持ち、嘘をつく」から西行法師のように神社で神樣を感じられなくなっていったのかもしれません。
でも、神社へ参拝して神気を感じる方は現在も実際にいらっしゃいます。
戦後のGHQの政策が神仏を信じなくしたのかもしれませんが、政策は人の感受性までは変えませんので、素直で優しい日本民族が長い歴史の中で「欲」と「嘘」が生まれて神秘的なものを察知する感覚が失われてきたのかもしれません。
だから、神仏を信じる人が減ってきているのかもしれませんね。
実際、私の住む地域の氏神樣に初詣の参拝者は年々再々減っています。
私が子供の頃は、長い行列ができていましたが、最近は神社内の階段で少し混む程度で寂しくなっています。
また、神社参拝者が昔に比べ激減していることから、天災や事故・事件が起こる物騒な世の中になったとも言われています。
自分の事ばかりお願いして、世のために祈る人が少なくなったことも神の気が弱まっているという捉え方もあります。
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