「将来何になりたいか」ではなく「どんな大人になりたいか」

本日は「「将来何になりたいか」ではなく「どんな大人になりたいか」」と題して書かせて頂きます。 

 小学校では「将来の夢」と題して将来何になりたいかを作文に書くことがあります。 

 卒業式にひとりずつ発表する学校もあるようです。 

 人生12年生きて来てまだどんな職業があるかも分からないのに如何なものだろうか？ 

 ある子供は、特別なりたいものがないので「ありません」と答えると先生は「ちゃんと考えなさい」という。 

 子供は「じゃぁ!フリーター」と言った話もある。 

 当然先生は「フリーターはいけません」と言ったと想像できます。 

 小学生高学年で既になりたいものを見つけている人は良いが、見つけていない子や、何がいいのか分からない子等は、何でもいいから発表させるというのは如何なものだろうか。 

 「将来何になりたい」と聞かれてほとんどが「職業で答えろ」的な答えを求めるそのものに問題があるように思います。 

 たった12年しか生きていない子が、どんな職業があるかなんて分りもしないし、大人だって全て分かっている訳でもない。 

 子供の性格にもよるが、何になりたいか、今は何もないが、適当に言っておこうと対応できる子はまだいいのかもしれませんが、適当に言うことが出来ない嘘をつけない子供もいます。 

 それが苦痛に感じて内にこもる子供もいるでしょう。 

 「何になりたいか」ではなく「どんな大人になりたいか」の方が大切ではないでしょうか？ 

 「人の役に立つ人になりたい」 

 「みんなを楽しませる人になりたい」 

 「いろんな人を元気にできる人になりたい」 

 「人を傷つけない人になりたい」等々 

 先ずはこっちではないだろうか？ 

 その上で、中学・高校・大学等での経験や様々な知識の習得で、何になりたい何をやりたいというものが分かったり選んだりしていくのではないでしょうか？   

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 最後まで読んで頂き有難うございました。 

 本日は、これで失礼致します。 

 ありがとうございました。