日本の風習を大切に

 



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本日は「日本の風習を大切に」と題して書かせて頂きます。 


 日本の風習に『手土産』というものがあります。 


 最近はかなり減ったのではないでしょうか? 


 家や会社に訪問する際には『手土産』を持参していました。

また、訪問ではなくてもお会いする方へ持参して差上げていました。 


 日本独特の「おもてなしの心」からうまれる「心配り」だと思います。 


 手土産は高価なものではなく、相手に負担がかからないちょっとした物で相手が喜んで頂けるものを差上げるのが基本です。 


 また、遠方から来客があると、来客が帰られる際にご当地のお土産を差上げることもあるでしょう。 


 こういった、昔からある日本の風習が少しずつ消えているように感じます。 


 手土産がないから、人間関係が壊れるということではありませんが、おもてなしの心というものが、相手を気遣い喜んで頂き「来てよかった」「お会いできてよかった」と感激して頂けることで、本案件も良い結果に導けることもあるでしょう。 


 こういった日本の風習が、廃れてきている原因に核家族化が進んだことで、祖父母との接点が少なくなったことが一番だと思われ、また「そんなことやっても意味ない」と本来の意味を知らずに表面的なことだけで判断して省略してしまうことが増えているように思います。 


 昔の人たちが行ってきた風習は、心に影響するものが多くあるように思います。 


 例えば、茶道の世界では、いかにお客樣をおもてなしするかが重視されます。

茶道には『利休七則(りきゅうしちそく)』という教えがあります。 


 【利休七則】 

一則 茶は服のよきように点て(茶は相手の状況や気持ちを考えて点てよ) 

二則 炭は湯の沸くように置き(準備は的確に誠実に行うこと) 

三則 夏は涼しく冬暖かに(もてなしは相手が心地よく感じられるようにする) 

四則 花は野にあるように活け(ものの表現は本質を知って簡潔に) 

五則 刻限は早めに(何事も心にゆとりをもって行うこと) 

六則 降らずとも雨の用意(相手のために万全の備えをせよ) 

七則 相客に心せよ(何事をするにも相手のことを考えて) 


「相手を思いやり、相手が最も心地よいと感じられるように配慮して相手のために万全を尽くしなさい。」という教えです。 


 三則の「夏は涼しく冬暖かに」というのは当たり前ですが、昔の茶室には冷暖房はありません。 


 いまでこそ、冷暖房は当たり前で、気温に応じて温度調整をすれば良いのですが、昔は暑ければ涼しいように、寒ければ暖かいように感じられるしつらえをして、涼しさ暖かさを感じさせていたのです。 


 床の掛け軸の句や絵、生け花、道具などで季節を感じさせながら、涼しさ暖かさも感じさせるしつらえで、最高のおもてなしをしたのです。 


 ちょっと話が逸れた感がありますが、日本の風習には、心が和む、心地いい、心にしみる等の表面には見えない「心を喜ばせる」おもてなしで関係を築いてきたように思います。 


 昨今は、機械化が進みIT社会になり、AIの開発も進み自動化の世の中になりつつあり、なんでも速い事が良い世の中になっていっているので、心に余裕がなくなってきているのではないでしょうか? 


 プライベートでもビジネスでも、こういった心に栄養を与える接客が時には必要なのではないでしょうか?  


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 最後まで読んで頂き有難うございました。 

 本日は、これで失礼致します。 

 ありがとうございました。

合同会社 宇部経営コンサルタント事務所

昭和54年創業 / 経営相談・経営改善・経営者研修・社員研修

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