善行は人知れず行うことが宜しい
※陰徳を積もう
幸せ導く『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。
本日は「善行は人知れず行うことが宜しい」と題して書かせて頂きます。
昨日の記事の一番最後に、
『「菩薩行」「徳積み」をさせて頂いた場合、第三者に話さないことがより良い施し方です。』と書きました。
このことについて、解説をしておきましょう。
「徳」の種類には「陽徳(ようとく)」と「陰徳(いんとく)」の二種類があります。
どちらも、善行を施すことには変わりありません。
何が違うかと言いますと、名を明らかにするかしないかの違いです。
「陽徳」は名を表に出し行う施しです。
神社やお寺へ寄付をした場合、名前と金額が張り出されます。
また、色々な団体への寄付も会報等で、名前と金額が掲載されたりします。
また、公共のトイレ等の施設を掃除をして奉仕をする団体なども、地元新聞などで取り上げられたりしています。
今、挙げたものは全て善行です。
しかし、名を明らかにしているところが「陽徳」という種類の「徳」になります。
それに対して「陰徳」は、名を語りません。むしろ隠します。
例えば、近所の公園や公衆トイレがいつも綺麗で、誰が掃除しているのか近所の住人に聞いても分からない、でも誰かが綺麗にしてくれている。
また、10年ぐらい前だったでしょうか、アニメ「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」の名前で養護施設などにランドセルを寄贈するニュースが話題になったことがあります。
どちらも、名前を語っておらず、これが「陰徳」です。
では、次の場合はどちらの「徳」か考えてみてください。
貴方は今、電車に乗っています。
座席に座っています。車内は、ほぼ満席です。
次の駅に着きました。
電車が停車し、ホームに高齢者又は妊婦さん又は身障者が電車に乗り込もうと立っています。
この駅で降りる人はいないようです。
さぁ、貴方は何か行動を起こしますか?
多分『席を譲る』ことを思いつくでしょう。
ここで、貴方は「どうぞ」とだけ声をかけて席を譲ります。
これは「陰徳」「陽徳」どちらでしょうか?
名前は語らず「どうぞ」しか言っていませんが、貴方の周りにいる方々が、貴方が席を譲ったことを見ているので「陽徳」になります。
では、席を譲る場合に「陰徳」にする方法はあるのでしょうか?
あります!
何も言わず、席を立ちその場から立ち去り、席を空けるのです。
これが「陰徳」なのです。
そうすると、「近くに立っている人が座っても?」と思う方がいますね。
そんなことを思う人は、浅はかですよ。
自分が思っている人が座ってくれれば一番良いですが、仮に近くに立っていた人が座ることも「席を譲る」ことになるので「陰徳」ではあります。
しかし、近くに立っていて席が空いたから咄嗟に座った人は、周りから「高齢者がいるにの」「妊婦さんがいるのに」「障害のある方がいるのに」と白い目で見られることもあるのでは・・・。
その人が、心ある人でそんな方が乗ってきたと気付けば席を立つのではないだろうか?
でも、最近はシルバーシート等に若者が平気で座っていたり、「譲り合いの席」と表示があっても知らん顔を見かけます。
「陽徳」「陰徳」の違いは、ご理解頂けたと思います。
肝心なことを言い忘れておりました。
「陰徳」したらどうなるの? ということをお伝えしておりませんでした。
「陽徳」は、自分に良い事が返ってくると言われています。
ただ、すぐに帰って来るかは分かりません。でも、いずれ必ず帰って来るでしょう。
「陰徳」は、自分だけでなく三代先まで孫の代まで及ぶと言われています。
誰が測ったかは分かりませんが、
「陰徳」は「陽徳」の30倍とか50倍とか言われています。
皆さんは、今まで歩んできた人生の中で、幾度かピンチがあったと思います。
その都度、何とか乗り越えて来られたから今があると思います。
その乗り越えることができた力は、おじいちゃんおばあちゃんが積んでくれた陰徳の力が発揮されたのだと考えます。
自分でも「徳」を積んで「徳の貯金」をしておかないと「徳切れ」を起しかねません。
急に有名になった人がいつの間にか表舞台から消えるというのは、恐らく「徳切れ」を起こしたのではないかと思います。
貴方が善行を施すことで、周りの方々が助かり、先では孫までが救われるご利益があるのです。
「徳」も相続財産ですが、相続税はかかりません。
沢山「徳」の財産を残してあげましょう。家系も商売も栄えるでしょう。
もうひとつ忘れていました。
折角、名を語らず善行しても、第三者にそのことを話すことで「陰徳」が「陽徳」に変わってしまいますので要注意です。
だから、善行は人知れず行うことが宜しいのです。
善い事をすると、誰かに話したくて話したくて仕方ないかもしれません。
でも、我慢です!
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本日は、これで失礼致します。
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