幸せ導く『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『私の経営コンサル⑨株主総会やらなきゃ!』と題して書かせて頂きます。

～やらなければならないことは、やりましょう～

株式会社・有限会社で事業をされている方、毎年株主総会を開催していますか?

中小企業のほとんどが同族会社です。

株主のほとんどが身内であることから、株主総会を開催しないことが多いのが現状ではないでしょうか？

しかし、議事録が必要なときだけ議事録を作成して株主総会をしたことにすることもあるのではないだろうか?

色々な揉め事等の問題は、思いやり・譲り合い・助け合い等の優しい心を忘れ「自分のため」等の心から起こす行動により、揉め事が発生するのだと思います。

そういう揉め事が起こらないように長い歴史の中で様々な法律が出来てきたのだと思います。

しかし、法律が施行されている以上、守らなければならないことを守らなければ罰せられて当然でしょう。

この株主総会も、会社法で定められたものであり、また会社設立時に会社の基本規約・基本規則を定めた「定款」にも「いついつまでに株主総会を開催しなければならない」と作成しているのです。

それを無視して開催しないほうが法律違反でしょう。

と、いっても今のところこれで、罰せられた方は多分いらっしゃらないと思います。だからといってやらなくていいのではありません。

株主総会での主な決議事項は、

1.決算書類の承認

2.取締役・監査役の選任、解任

3.役員報酬の決定

4.定款の変更や営業譲渡等

昨日「取締役会」をやらなければ廃止にすればと書かせて頂きましたが、

「取締役会」での決議事項は、

1.株式の譲渡等に関する事項

2.代表取締役の選任

3.会社の組織、運営、管理その他株式会社に関する一切の事項

となっています。　取締役会がなければ株主総会で以上のことも決議されることになりますのでご注意を。

～株主を大切にしましょう～

株主総会での一番の目的は、株主に対する一年間の業務における報告でしょう。

先日「株主構成大丈夫？」と題して書かせて頂きましたが↓

『私の経営コンサル⑤その株主構成大丈夫?』 ※株主構成幸せ導く『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。 …

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株主に他人がいらっしゃると、もめることがあるということです。しかし、それは、やるべきことをやっていれば問題にはならないでしょう。

友人知人に、会社設立時に出資者になってもらい資本金の一部ではあるが、お金を出してもらい、それを元手に商売をはじめたわけですから、当然毎年「こうなりました」「こうなっています」等の報告があって当たり前だと思います。

株主が全員家族でも、同様に報告すべきだと思います。

～当たり前のことが出来なくなっていくとトラブルを引き寄せる～

「当たり前のことを当たり前にする」と題して５回に分けてブログに書かせて頂きましたが、当たり前ができないと何かと問題が起こったりします。

当たり前ができないという状態にあるときは、良くない状態だと心得ましょう。

「まぁ～大丈夫だろ」「少々いいだろう」「誰も何も言わないだろう」等と甘く考えると、全ての言動に甘さが出てトラブルを引き寄せる可能性があります。

家族経営だからと甘い考えはしてはいけないと思います。

商売をするということは、沢山の人との関わりがあります。お客樣、仕入先、金融機関、ご近所さん等がいらっしゃいます。

なんらかのトラブルが起こると、誰かにご迷惑をおかけすることになるのです。

言い方が厳しいかもしれませんが、トラブルを起こすことは社会の迷惑なのです。

社内が家族だけだとなれあいになって、やらなくてはならないことが疎かになり、それが当たり前になってきます。

そうした時に色々な問題が起こることがあります。

株主総会を開催すればトラブルが起こらなくなるということではなく、全てにおいてのお話です。

～知らず知らずのうちに犯罪者になりかけています～

株式会社では取締役・監査役の任期があります。

その任期が満了すれば退任になりますが、それを株主総会でまた選びます。

引続き就任することが殆どですが、それを法務局に登記をすることになっています。

この登記申請書の添付書類に株主総会の議事録が必要になるのです。

しかし、総会を開催していないのに、議事録を作成して提出すると飛んでもないことになるようです。

嘘の申請をすることになるので、「公正証書等原本不実記載の罪」に該当するそうです。

5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられる罰のようです。

ただ、これで今まで罰せられたという話は知りませんが、全国探せばあるかもしれません。

3/14に「社長勉強しましょう」に、『起業するためには経営者としての勉強が必要です』と書かせて頂きましたが、今回の総会のことも経営者として知っておかなければならないことです。

ちなみに、持分会社(合名会社・合資会社・合同会社)は、出資者を「株主」ではなく「社員」と言い、総会を「社員総会」という名称になりますが、会社法では特別の定めはありません。ただし、定款で定めてあれば開催が必要です。

本日は、これで失礼致します。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。ご質問もお受けいたします。