『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『本当にいいの？何でも省略して』題して書かせて頂きます。

～パソコンが悪いのではないが・・・～

パソコンが普及したのが、３０年ぐらい前だっただろうか。

Windowsが普及してから家庭にまでパソコンが広まった。

今では、会社も家庭もパソコンやスマホは必需品になっています。

そのお蔭か、色々なソフトが開発され便利な世の中になっています。

経営コンサルタントの立場からは、便利だからと依存してはならないことを伝えています。

パソコンを始めて嬉しくなるのは、エクセルなどの計算ソフトの扱いを覚えた頃だろう。

今まで手書きをしていたもの、数値のあるもの等を色々作成されたことがあると思います。

自動計算されることで、今までの作成時間も短縮されて良い事だと思います。

そんな世の中が２０年以上も続いてきたからか、最近では字も書かなくなったり、色々省略されることが増えたと思います。

省略できることは、時短につながり良いこともあるでしょう。

これは、パソコンで出来るからという意味ではなく、

パソコンの普及がきっかけで、あらゆることに「無駄を省く」ことで効率良くするということに敏感になって来たのかもしれません。

～省略してはならないものもある～

しかし、「省略して良いもの」「省略してはいけないもの」があるはずです。

経済でいえば、色々なチェック機能が自動化されつつあり、全て人的管理を排除して良いものだろうかと思う。

小さな規模でのお話かも知れませんが、会社で経理は会計ソフトを導入して処理されていることが多いと思います。

昔ながらの伝票の流れがパソコンの普及で変わって、不正につながることがあります。

会計ソフトをお使いの企業では、ほとんどが仕訳伝票を手書きされなくなっています。

昔ながらで言うと、手書きで仕訳伝票を書き、領収証等の書類と一緒に上司に渡す。会社により社長まで承認印をもらうこともある。

承認印をもらった伝票だけが有効ということで、帳簿に転記される。

この、承認という行為が会計ソフトの導入で省略されている企業が非常に増えました。

これを省略したことで、社員の横領につながったケースがありました。

詳しくは、ここでは書けませんが、何でも省けるものは全て省いて良いとも限らないとお伝えしたいのです。

何も起こらなければ問題はありません。　しかし、起こってからでは後の祭りですから、慎重に行って欲しいと思います。

～その行為の意味を知ろう～

もし、何かを省略しようとした時に、

「今まで何故この行為をやっていたのか。その行為によってどういう効果があったのか。」を必ず確認してください。

その行為の意味が分かれば、省略してよいかが分かってくると思います。

以上のように、企業でのことだけだはありません。

私がブログで書かせて頂いている、日本文化・風習が昨今は、どんどん省略されているように感じます。

私が行っている『日本の古き良き心を目覚めさせる「心覚塾」』で年中行事や神社参拝・先祖供養などのお話をさせて頂いています。

受講生の中には「何故そんな行事があるのか。何のためにするのかが分からなかった。」と言われることが多く、その意味を知ると「省略しない方がいい」と気付いたという方もいらっしゃいます。

今は、自分のことでいっぱいで心に余裕がない世の中で、昔のしきたりなど考えている暇もないのかもしれません。

親も同様でそんなことを子供に教えて来なかったのです。

祖父母も教えようにも核家族化が進み、子や孫が寄り付かなくなったことも伝わらなくなった原因なのです。

年中行事など日本の色々な風習は、無駄なものはないはずです。

昔は農業を中心として生活だったので、五穀豊穣を願うものや無病息災と健康を願うものが中心で行われておりました。

また日本人は、働き者で年中働きづめだったので、行事の時だけは、晴れ着を着ておしゃれをし、日頃は食べられないご馳走も頂き気分転換をして、明日から頑張ろうという意味もあったのです。

今は贅沢にいつでもご馳走が食べられる時代かもしれませんが、

心の余裕を持った生活にするためにも、日本の風習の意味を知って実施して欲しいものです。

本日は、これで失礼致します。

最後まで読んで頂き、有難うございました。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。

本日にいいの？何でも省略して