『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

また、個人の方を幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで

幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『古き良き心を伝える実語教②』として書かせて頂きます。

『富是一生財　身滅即共滅』

(とみはこれいっしょうのたから　みめっすればすなわちともにめっす)

『智是万代財　命終即随行』

(ちはこればんだいのたから　いのちおわればすなわちしたがってゆく)

富は生きている間だけ持てる物であり、死んで体が消滅すれば同時に失う。

しかし、智恵は長い年月にわたって消滅しない。なぜなら子孫に受け継がれていくものです。

富とは、お金や不動産等の財産ですが、沢山あるにこしたことはありません。

自分が亡くなれば、家族に沢山の財を残してあげられてよいかもしれません。

しかし、沢山財産がある場合、家族で相続争いが起こったりするのも聞くことがあります。

また、財があまりにあり過ぎて、次の代の子がギャンブルにはまったり、仕事をしなくなったり、挙句の果てには、財産を全て失ったという話も聞かないことはありません。

自分が稼いだお金ならまだしも、相続で棚ぼたで沢山の財を手にした場合は危険です。

だから、子供にはしっかり勉強させ智恵をつけ、自分で働いて生きて行けるようにしてやらなければいけません。そして、世のため人のために役立てるようにならなければなりません。

だから昔の人は、経験から「お金を残すより智恵を残すほうが大事」と実語教に盛り込んだのでしょう。

『玉不磨無光　無光為石瓦』

(たまみがかざればひかりなし　ひかりなきをいしかわらとす)

『人不学無智　無智為愚人』

(ひとまなばざればちなし　ちなきをぐにんとす)

どんな宝石でも磨かなければ光らない。光らない宝石は石や瓦と同じだ。

人も学ばなければ智恵はつかない。智恵がない人を愚かな人というのです。

この玉を磨くの例えは、人もは学ぶことで智恵をつけて立派になるということでしょう。

人は生まれて、色々な場面で学びがあると思います。

先ずは、親から日常の事を学び、幼稚園・学校でそれぞれの先生に学び、友達に人間関係を学び、社会に出れば、上司や同僚、お客樣からあらゆることを学んでいきます。

学び方には本を読んだりすることも大切だけど、

中国の孔子は「優れた人の話を聞くことが大切だ」と言われています。

ということで、本日はこれまでに致します。

最後まで読んで頂き、有難うございました。

【経営者の方々へお勧めする】古き良き心を伝える「実語教」②