『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもありがとうございます。

本日は『経営者の皆さん　税務・経理・労務等勉強していますか？』と題して書かせて頂きます。

私の記憶では、今から25年ぐらい前だったか、そのころから「起業」ブームというか、起業セミナーが沢山開催されていました。

実際、当事務所にも起業相談が頻繁にありました。

本来、銀行は新規創業者には融資はしないスタンスでした。

しかし、起業ブームから政府系金融機関や県や市が創業支援の制度融資がはじまり、資本金が充分なくても起業出来る様になりました。

その頃は、大手企業のリストラが盛んな時期でもあり、職を失ったことから安易な考えで起業する方も多かったのも事実。

経営に必要な知識を学ばず、スタートさせて結局夜逃げしたという方も多かったように思います。

「起業したら何とかなるだろう」という考えでは、今の時代は上手く行かないでしょう。

バブル期のような、何でもありの頃だったらなんとかなったでしょうが・・・。

当時、こんな経営者がいました。

〇自分が設立したのに、自社の会社の決算月を知らなかった

〇申告しなければならないことを知らなかった

〇創業して数年は申告しなくても良いと思っていた

〇社長の私的な支出も全て経費になると思っていた

等、まだまだあるが、切りがないので・・・

こんな調子の経営者の会社は、数年で消滅してしまっています。

当然と言えば当然です。

起業するには、最低限知っておかなければならないことはあります。

・会社を設立したらすべきこと

・人を雇用した時すべきこと

・最低賃金のこと

・社会保険のこと

・労働保険のこと

・税金のこと　　等々

もっといえば。　　　財務・経理の知識は絶対必要です。

これらを、深くはとりあえずは必要ないでしょうが、浅く広く勉強してから起業して欲しいものです。

京セラ創業者の稲盛和夫氏も言われています。

『会計がわからんで経営ができるか』と。　

経営者のみなさん、税理士等の専門家にお願いしても丸投げはよくないと、私は考えます。

専門家に記帳・申告業務を任せても、自分でも計算書を見てわかるようになって欲しいと思います。

また、従業員に印鑑も預けて、全て任せっきりという方もありますが、これをすると不正につながる可能性があります。

任せても、経営者がチェックをすることを忘れないで下さい。

自社から犯罪者を出さないためにも、不正が出来ないシステムを構築する必要があります。

「そこまでしなくても・・・従業員を信用しなくてどうしますか」という方が、被害に遭っています。

本日は、このあたりで失礼致します。

ありがとうございました。

経営者の皆さん 税務・経理・労務等勉強していますか？