『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもありがとうございます。

本日は『日本経済を成長させたのは･･･』と題して書かせて頂きます。

戦後、日本が急成長した昭和30年(1955年)～昭和47年(1972年)を高度経済成長期と呼ばれ瞬く間に発展していきました。

これは、敗戦からの復興という思いからも、アメリカに追いつけ追い越せという精神も手伝って、また「終身雇用」「年功序列」という制度がここまでにしてくれたのだと思います。

「終身雇用」とは、簡単に解雇されることなく、定年まで勤められるよう雇用する形態。

「年功序列」とは、年齢や勤続年数などに応じて、役職や賃金が上がっていくシステムで、人材の囲い込みを目的に普及し、従業員に安定した雇用と生活を保証してくれるもの。

この二つがあったため、安心して企業の為世の中の為に勤めることができた。

それと、年齢が高くなるほど経験やスキル・ノウハウが蓄積され会社に貢献できた。

また、その知識が後輩たちの育成にも役立った。結果、企業も日本も成長した。

しかし、昨今は「成果主義」が主流になり、個人の成績重視で昇進・昇給が決定されるようになり、成果を上げられず退職者も出てきて、終身雇用制度が崩れてきている。

同時に成果主義なので「年功序列」もありえないことになってくる。

ある日、部下が上司になることも多くなってきたのだ。

こうなると、経営の目的がガラリと変わってくることになる。

高度経済成長期の頃は、終身雇用・年功序列のシステムで雇用することで、会社はもとより日本経済を豊かにしようという目的だったと思う。

その頃は、色々なものが発明・開発されていたことで、もっと便利にもっと豊かにといった感じだったと察します。

それが、色々なものが開発・発明され、物が溢れ、次は企業の利益を追求し始めたのです。

その結果、昭和61年(1986年)～平成3年(1991年)バブル期といわれる経済を作り上げパンクした。

しかし、バブル期で大損したからか、昨今はさらなる利益追求をするあまり、偽装・背任・詐欺・下請いじめ等の不祥事を生んでいる。

その結果、信用不安・業績悪化につながり倒産する企業も出ている。

これは、またかと思われるかも知れませんが、何度も書かせて頂いているように、戦後の教育が影響していることは、多分、間違いないと思います。

戦後の教育で、自分さえ良ければという個人志向が強くなり、戦前の教育を受けた方々が年々減少するにつれ、個人志向の考えが強くなり、「自己中心」的な思考が普通になっていると思いませんか?

だから、企業内でも後輩を育成するといったことが激減し、企業内での人材が中々育たなくなっているのではないでしょうか?

そして成果主義から、はみ出た人々が退職して、起業する。

しかし、自己中心的な思考のままなので、なかなか上手くいかないというのも現実ではないでしょうか?

ここのブログでも、沢山の起業コンサルをされている方がいらっしゃいます。

全てを読ませて頂いたわけではありませんが、ほとんどの方がこうしたら上手くいくという事を書かれていらっしゃると思います。

それは、精神論というか向き合う姿勢というか、そういった内面の伝授をされているのではないですか?

商売の戦略も大切ですが、やはり経営者の基本のスタンスが一番大切なことだと思います。

それには、「感謝」「共生」という太古の昔から先人達が大切にしてきたことだと思います。

日本は、経済長寿国と言われ老舗が多く存在しています。少し前にも書かせて頂きましたが、老舗には、家訓があり代々守る教えに従ってきたからこそでしょう。

そう言うことからも、やはり「古き良き心」が必要だと思いませんか？如何でしょうか？

本日は、このあたりで失礼致します。

ありがとうございました。