『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもありがとうございます。

おかげさまで三か月が経ち、今のところ毎日書かせて頂いております。

本日は『日本を立て直す十二の徳目とは』と題して書かせて頂きます。

タイトルの「十二の徳目」とは、明治天皇が発布された「教育勅語(きょういくちょくご)」で述べられていることです。

教育勅語は、戦後GHQによって廃止されました。

これを復活させようという動きや復活反対の声もあります。

色々な声・考えがある様ですが、反論がある方もありましょうが、

私は議論は一切致しませんのでご了承ください。

ただ単純に、教育勅語を読んで良いと思ったことを述べさせて頂きます。

全文は以下の通りです。

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ

我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス

爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ

是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン

斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ俱ニ遵守スヘキ所

之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト俱ニ拳々服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日

御名御璽

漢字ばかりで分かりませんよな。

これも、昨日の「修身」と同様に終戦昭和20年に廃止されました。

それまで学校で読み上げられていたようです。

今年83歳以上の方は記憶にある筈です。

この教育勅語に述べられている十二の徳目を列挙してみます。

その前に、そもそも教育勅語が発布されたのは、

江戸時代から明治に変わり、文明開化の風潮により西洋の学問が重んじられ、我が国伝統の倫理道徳に関する教育が軽視される情勢にあり、明治天皇は、そんな状態を非常に心配され、このままでは我が国が駄目になると考えられ、十二の徳目を盛り込み教育方針を明らかにされました。それが「教育勅語」なのです。

十二の徳目

1.親や先祖を大切にしましょう

2.兄弟姉妹は仲良くしましょう

3.夫婦はいつも仲睦まじくしましょう

4.友達はお互い信じ合いましょう

5.自分の言動を慎みましょう

6.広く全ての人に愛の手を差しのべましょう

7.勉学に励み職業を身につけましょう

8.知識を高め才能を伸ばしましょう

9.人格の向上に努めましょう

10広く世の中の人々や社会のために尽くしましょう

11.法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう

12.正しい勇気をもって世の為　国の為に尽くしましょう

以上が「十二の徳目」です。

読んでみて如何でしょうか？

ビックリするようなことは一つもなく、当たり前と思えるようなことでばかリではないでしょうか。

この教育勅語が発布された当時、天皇が心配された世の中と現在の状況と似たような状況ではないでしょうか。

日本の伝統・文化が年々軽視されて、自国に誇りを持たず、海外のものばかりが優れている扱いをしている現代だからこそ、この十二の徳目をしっかり意識した生活をする必要があるのではないでしょうか。

この様な、当たり前のようなことが、当たり前にできることが、人が幸せになれる一番の方法なのではないでしょうか。

経営コンサルタントなので、経営に関しても言わせていただくと、

経営だからではなく、経営が上手く行く行かないの前に、「人として正しいこと」を当たり前のように出来るか出来ないかが一番大切だと思います。

と、私ひとりが叫んだところで、誰も振り向いてくれないのが残念でなりません。

ということで、

本日はこれで失礼致します。

ありがとうございました。