自分のことより人のお世話をすることで幸せになったお祖母ちゃんのお話
太古の時代から日本民族は自分のためよりも先ずは「世のため人のため」に行動をしてきたようで、それが巡り巡って自分に返ってきて結果自分も皆も幸せになれることを知っていたのでしょう。
だからか諺にしても言い伝えのお話しにも、そんな内容のものが全国に沢山残っています。
そんなお話をひとつご紹介しましょう。
これは以前にもご紹介していると思いますが、再度書かせて頂きます。
この話は、ある神社の社報に掲載されていたお話しです。
「ありがたばあやのお話」というタイトルです。
ありがた村という村に、ありがたばあやというお婆さんがいました。
そのお婆さんは、いつも「神樣有難うございます有難うございます」と 涙を流しお礼を言っていました。
このお婆さんは、自分のことより人のお世話をよくしていました。
例えば自分の田は、ほったらかしで、よその田の世話をし、神樣有難うございますと言っていました。
村の人たちは、ありがたばあやは、いつも有難い言うて、腹を立てたところを見たことがない。
一度腹を立てたところが見てみたいと何やら計画しておりました。
ある日、ありがたばあやの家が丸焼けになりました。
村の人たちは、家が丸焼けで今日ばかりは、腹を立てているだろうと見に行きました。
「家が焼けて難儀じゃろう」というと、ありがたばあやは「有難うございます。私ほど果報に生まれた者はおらん。家は焼けたけど、生き物は何も殺さず、猫に至るまで皆元気で、何の不足を言うことがあろうか。神樣のお蔭を精一杯受けました。」と大変喜んだそうです。
村の人たちは「家を焼いても、まだ腹を立てないがどうじゃろう」と、ありがたばあやが、腹を立てるところをどうしてもみたくて、村人たちは考えました。
そして、ありがたばあやに、牛のふんをかけたら腹を立てるだろうと計画しました。
ばあやが通る道で待ち伏せをします。
いつ通るか分からないので、村の人たちは交代で待ち伏せます。
ばあやがやって来ました。
木の上で待ち伏せていた村の人が、柔らかい牛のふんを、ばあやの頭から振りかけました。
すると、ばあやは「有難うございます。天からこんな良い肥やしが降ってきました。今から畑に持ってまいります。さぞ、野菜樣が喜ばれるでしょう」といって、ふんを入れる容器を取りに帰りました。
ばあやは、容器に牛のふんを入れて持って帰りました。
村の人たちは、ばあやがどうするのか見に行きました。
自分の畑に持っていくのかと思いきや、よその畑に「みんな、どうぞ天から肥やしを頂きました。これをあげます。」と肥やしをかけてまわりました。
それを見た村の人たちは「ばあやの心がけが良すぎる。それに比べてワシらは何をしておるのか」と反省しました。
そして、村の人たちは、皆で話をしました。
その結果「ばあやの真似をしなきゃいけん。」といって、皆は自分の田は放って、よその田の世話をするようになりました。
自分の田は人が世話をしてくれるようになりました。
そして、この村は一面立派な田ができました。
このばあやは、心がけが良かったので曾孫の代まで果報があったそうです。
「ありがたばあやのお話」は以上です。
このありがたばあやは、日々過ごせているのは、神樣のお蔭だと感謝し、自分のことは後回しで、他人のお世話をするという、徳積みの生き方をしています。
このお話しの中にあったように、自分の田ではなくよそ様の田の世話をすることで、みんながよそ様の田のお世話をし始めて結果的に村全体の田が一面立派になった。
この話のように、昔から地域での助け合いが盛んだったようです。
「結いの精神」という言葉がありますが、地域差はありますが都会ではない関係性でしょうが、地方では互いに助け合う、協力し合う相互扶助の精神のことです。
昔、漫才ブームで西川のりおが「小さな親切、大きなお世話」と言っていたのを思い出しますが、まさに、現代では、人のお世話を勝手にすると「余計なお世話」と言われそうです。
でも、ありがたばあやの様な精神は、ご先祖樣から遺伝子で受継がれている筈です。
その遺伝子が目覚めれば、する側もされる側もどちらも、抵抗なくありがたく受け入れられると思います。
そんな世の中になると、すごく平和で幸せな世の中だと思いませんか?
こういう姿勢が、子育てにも人間関係にも経営にも良い影響をもたらすのだと思います。
まずは、身近なところから実践したいものですね。
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