昔も今も邪心で純真無垢な心が隠れてしまっている

本日は「昔も今も邪心で純真無垢な心が隠れてしまっている」と題して書かせて頂きます。 

 12/13「知識も大切ですが、智恵もつけよう」の中でも触れましたが、平安時代に出来た書物で、鎌倉時代に普及し江戸時代では寺小屋の教材として使われていた道徳書物『実語教』にこんな教えがあります。 

 『己が身を達せんと欲する者は、先ず他人を達せしめよ』 

 (自分が立派な人になりたいなら、先ずは他人が立派になれるよう手助けしなさい。) 

 これとは逆の言葉ですが、孔子の『論語』にこんな教えがあります。 

 『己の欲せざる所は、人に施すことなかれ』

 (自分がしてほしくないことは、人にはしてはいけない。) 

 良いこと・悪いことをそれぞれ強調した表現であり、どちらも意味合いは同じです。 

 「実語教」の著者は不明ですが、平安時代に書かれたものです。 

 孔子は紀元前の中国の思想家です。 

 どちらも、かなり古い時代の教えです。 

 これらの教えも現代でもしっかり通用することで、この言葉を知ると「そうなんだ」と自分の言動を改めなければと思う。 

 これは、昔も今も人は同じなのでしょうね。 

 でも進歩がないのは少々ショックですが・・・。 

 小さい頃は、人のことが気になり人の世話をやくことが多いと思いませんか? 

 これは、上記の教えを学んだご先祖樣たちから遺伝子で受継がれてきたものだと思います。 

 でも、両親から「先に自分のことをちゃんとしなさい」と言われ、年を重ねるごとに周りも人の世話をしなくなり、また我欲や色々な心を乱す邪心もつき、段々自分のためだけに行動するようになって来るのでしょう。 

 でも、いつもお伝えしていますように、ご先祖樣がやってきたことが遺伝子で受継がれているので、その気質は持ち合わせているのです。 

 ただ、その遺伝子が眠って活動していないだけです。 

 だから、こんな昔の教えを学ぶことで、その遺伝子が目覚め世のため人のために活動できると思います。 

 そして、その活動が結果として自分のためにもなるということです。 

 純真無垢な心で生まれてきて、ものごころがつく頃までは、先祖代々から遺伝子で受け継いだ「古き良き心」が活動していると思われます。 

 そのまま大人になれば、素晴らしい人格者になれるのかもしれませんが、なかなかそうは行かないようです。 

 でも、「嫌う」「憎む」「恨む」「妬む」「傷つける」等々をせず、少しでも純真無垢な心に近づけるようにしたいものです。 

 「実語教」のことを令和3年12/17～令和4年1/8までシリーズで記事を書かせて頂いております。

ご興味のある方は、参考にして下さい。↓ 

 本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。 

本日も最後まで読んで頂き有難うございました。 

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最後まで読んで頂き有難うございました。 

 本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。 

 本日は、これで失礼致します。 

 ありがとうございました。