武士道に学ぶ

※武士道 


 幸せ導く『はた楽』経営コンサルタント幸せ研究家藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。 

 本日は「武士道に学ぶ」と題して書かせて頂きます。 

 武士道という言葉は聞いたことがあると思います。 

 書籍も色々な人が書かれているようですが、これといった厳密な定義はないけども、広義に日本独自の常識的な考え方を指すようです。 

 武士道で有名なのは、五千円札の肖像になった新渡戸稲造氏でしょう。

新渡戸稲造氏が「武士道」を執筆した動機は、ドイツ留学中にある法学者と互いの国の宗教について話をしていたときに、法学者は「日本の学校では宗教教育がない?」と驚き「私達の国では、学校で善悪の基準をキリスト教という宗教教育で道徳観の基礎を教育します。日本は宗教教育なしで何をベースに道徳を授けるのですか?」の質問に新渡戸稲造氏は答えれなかったことで、研究して行きついたものが「武士道」だったようです。 

 新渡戸稲造氏の武士道は「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」の七つの要素が日本人の道徳観と述べています。 


 「義」とは、人として正しい道、必ず守らなければならない道、正義を指すもの、武士道の最も厳格な徳目。 


 「勇」とは、義を貫くための勇気、実行力。 


 「仁」とは、人としての思いやり、他者へのあわれみの心。義や勇とは対照的で、仁は女性的な優しさ、母のような徳。 


 「礼」とは、他人に対して優しさを型として表したもの。礼儀作法。 


 「誠」とは、言ったことを成すこと。「武士に二言なし」というように、武士にとって嘘をつくことやごまかしは臆病な行為とみなされ嫌われた。 


 「名誉」とは、自分に恥じない高潔な生き方を守ること。「恥ずかしいことをするな」「体面を汚すな」「人に笑われるな」これら羞恥心を知ることを幼少期に教育された。名誉は、人としての美学を追求するための基本の徳。 


 「忠義」とは、主君や国家に対し真心を尽くして仕えること。 


 新渡戸稲造氏は、これらの七つの徳目を日本人の道徳観と示しましたが、これに似たものがあります。 

 中国の「儒教」に五つの徳目「五常(ごじょう)」があります。 

 これは「仁」「義」「礼」「智」「信」というものです。

武士道もこの五常の影響は受けていると思われます。 

 儒教は飛鳥時代に日本に入ってきましたが、それ以前に日本には道徳的なものとして神道がそれ以前から存在していました。 

 日本における道徳は、大自然への畏敬と感謝という神道的思想を基礎に、仏教や儒教が取り入れられました。 

 その道徳観を更に上手く取り入れて武士道が出来上がったようです。

それがいつしか、一般庶民にまで広まり、家庭のしつけの中で道徳心が養われてきたそうです。 

 上記七つの徳目の「忠義」は「国に仕えよ」というのは、今の時代敬遠されることかもしれませんが、愛国心を持つという意識では必要なことではないでしょうか? 

 恐らく、七つの徳目を見て誰もがご理解できることだと思います。 

 昔は、こういったことが家庭でも学校でも大人が子供に教えていたのです。 

 しかし、第二次大戦を境に長い時間をかけて昨今では、道徳の荒廃・マナーの欠落が叫ばれています。 

 でも、世界では日本人は素晴らしいと絶賛してくれます。

これは、道徳の荒廃・マナーの欠落と言いながらも世界基準からすれば高レベルなのでしょう。 

 これが戦前までの道徳心が蘇ると、世の中はガラリと良くなるのではないでしょうか? 

 近年自然災害が毎年のように起こる中で、悲惨な状況下で節度ある行動をされた多くの方々が日本の道徳心が消えていないことを証明してくれたと思います。 

 私は、これらの日本人の道徳心を「日本の古き良き心」と呼んでいて、これらは太古の時代から先祖代々・両親を通じて誰もが遺伝子で受継いでいるのですが、遺伝子の中で眠ってしまっているのです。 

 この心を目覚めさせることで、世の中が良くなり、又商売にも、人生にも良い影響をもたらしてくれるものと思っています。 

 どうも、こういう道徳観は日本だけのようです。 



 本日は、これで失礼致します。

ありがとうございました。 

 ご意見ご感想頂けると有り難いです。

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