②日本の神話【古事記】から学ぶこと
※古事記の学ぶ
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。
昨日に引き続き「②日本の神話【古事記】から学ぶこと」と題して書かせて頂きます。
今日は、神話の中でも結構知られている「天岩戸(あまのいわと)の物語」をひもといていきましょう。
と、言うより、私が神道の勉強をする中で教えられたことをご紹介致します。
先ずは、簡単に物語をお話しましょう。
このお話は、伊勢神宮・内宮に祀られる天照大御神(あまてらすおおみかみ)と天照大御神の弟の須佐之男命(すさのおのみこと)の争いから始まる物語です。
因みに、須佐之男命は、八坂神社等に祀られる神樣です。
須佐之男命が、暴れん坊で困っていましたが、姉の天照大御神は我慢していました。
調子に乗り過ぎたのか須佐之男命は、田んぼを荒らし、機織り機を壊しました。
天照大御神は、あまりの怒りから天岩戸に隠れてしまいました。
太陽の神である天照大御神が天岩戸に隠れたことで高天原(たかまがはら/神々の国)は真っ暗闇になりました。
真っ暗闇になると沢山の災いが起こるようになりました。
どうしたものかと神々達は相談をしました。
天照大御神を天岩戸から出すために、お祭りをすることにしました。
天児屋根命(あめのこやねのみこと)が、天岩戸の前で祝詞を唱えました。
素晴らしい祝詞と読み上げる声に感動した天照大御神が天岩戸を少しだけ開けました。
次に、天宇受売命(あめのうずめのみこと)が上半身裸になって舞を舞うと、周りの神々が大笑いしました。
天照大御神は、何がそんなに面白いのか気になって天岩戸を開けて出てきました。
すると、明るい高天原に戻り、災いもなくなりました。
というあらすじです。
この話に後世に伝えたいメッセージがあります。
先ず、須佐之男命は朝鮮半島から来た神樣という説もあるようで、
須佐之男命が暴れたというのは、
当時朝鮮半島や大陸から様々な文明文化が入って、多くの人達が大陸の文明文化に夢中になり、日本の素晴らしい文化をそっちのけにしたことを表しているといいます。
田んぼを荒らしたり機織り機を壊し天照大御神が怒ったのは、日本人にとってとても大切な「お米」と「布」を粗末にすると、日本人の命が衰え世の中がおかしくなるという教えです。
また、天児屋根命の祝詞を唱えたことで、天照大御神が天岩戸から出てきたというのは、日本人として正しい言葉、良い言葉を使うことで世の中が良い世の中になるという教えです。
以上のことが、正に現代の日本を表していると思います。
まとめると、
1.グローバル社会の昨今は、海外の政策などが取り入れられ、日本の素晴らしい文明文化が劣っている扱いをするようになった。
2.戦後、お米を食べる量が激減し、民族衣装の着物が着られなくなり、おかしな服装が増えました。
3.言葉使いが乱れ、造語も増えてきました。
4.年中行事等、昔から行われていた行事が行われなくなって、神仏を喜ばせることをしなくなった。
この様なことになってはいけないと、古事記を通して伝えているのです。
しかし、良くない方向へ進んでいます。
天宇受売命が上半身裸になって舞ったのは、海外の文明に夢中になったり色々乱れてしまったら、一度それらを脱ぎ捨て本来の日本の姿に戻りなさいという教えだそうです。
日本人として正しい服装で、お米を食べ、正しい言葉・良い言葉を使い、日本の文化を大切にして、常に神仏を喜ばせることをすることで、本来の良い世の中になりますというメッセージが、古事記に込められているそうです。
これらは、やはり小さい頃から勉強する必要があるのではないでしょうか?
と、私が言ったところで、国の教育が変る訳ではありませんが、個人レベルではやる気なら実践できますよね。
本日は、これで失礼致します。
ご意見ご感想頂けると有り難いです。
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