日本の神話【古事記】から学ぶこと
※教訓から学ぶ
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。
本日は「日本の神話【古事記】から学ぶこと」と題して書かせて頂きます。
皆さんは、古事記を読んだことがありますか?
第二次大戦終了後に、GHQが施した政策の中の神道指令で、神道を排除したことから教育現場から日本の神話を学ぶことがなくなりました。
神話のある国で、神話を語れない国民は日本だけとも聞きます。
当然、戦後の教育で神話を学ばないので語れません。
是非、読んで頂きたいものです。
日本の神話は、昔は口伝えに伝えてきていたようですが、第40代 天武天皇が命じて書かせました。
当時は、日本には文字がなかったので、中国から伝わった漢字に日本語を当てはめて書かれたようです。
これにより、本来の大和言葉が分からなくなり、古事記で伝えたいものが伝わらなくなったとも言われています。
しかし、古事記から学べる教訓はあります。
そのひとつをご紹介致します。
「因幡の白兎(しろうさぎ)」というお話をご存じですか?
簡単にご紹介しましょう。
出雲大社で祀られる大国主命(おおくにぬしのみこと)のお話です。
大国主命に八十人の兄たちがいました。
兄たちは、因幡にいるとても美しい八上比売(やがみひめ)に結婚を申し込むために因幡へ行きます。
大国主命は荷物持ちで連れていかれました。
大国主命は沢山の荷物を背負っているので、兄たちは先に行ってしまいます。
しばらく行くと、皮を剥がされた兎が泣いていました。
大国主命は「どうして泣いている?」と聞くと
『私は隠岐の島に住んでいて、隠岐の島から本土に渡ろうとして、サメに「私とお前たちとどっちの一族が多いか本土まで並んでよ。
私がその上を走りながら数えるから」と騙しました。
私はサメの上を走りながらサメを数えて行きました。
本土に着きそうな時に「やい、騙されたな」と言ってしまい、サメを怒らせてサメに皮を剥ぎ取られました。
それで泣いているところへ貴方のお兄さんたちが来ました。
お兄さんたちに「潮を浴びて風に当たって日を浴びると治る」と教えてもらいましたが、余計に痛みが酷くなったのです。』
と兎が話してくれました。
大国主命は「川の河口に行って真水で身体を洗って川岸に生えている蒲の花を撒き散らしてその上に寝っ転がれば治るよ」と教えました。
兎は言われた通りにすると、傷が癒えすっかり元気になりました。
兎は「貴方のお兄さんたちは、八上比売と結婚できません。貴方が八上比売と結婚できるでしょう。」と予言しました。
この後、話は続きますが、省略します。最後は、大国主命は兎の予言通り八上比売と結婚しました。
このお話の教訓は、
どんな状況であれ、思いやりの心を忘れず行動すると、良い結果を導くことができる。
ということでしょう。
それと、
兎は、サメを騙し海を渡ろうとしました。
渡りきる直前に余計なことを言ってしまったため痛い目にあってしまいました。
相手のことをバカにして、余計なことを言ったりしたりすることは、災いを招くということです。
たった一言で、物事が一変してしまうのです。
「こんなこと誰でも知ってるよ。」と言いながらも、余計なことを言っていませんか?
小さい頃から、古事記を読み聞かせをして、教訓を教えてあげてみては如何でしょうか?
子どもだけでなく、大人も是非読んで欲しい神話です。
日本がどうやって出来たのかを知ることが出来ます。
本日は、これで失礼致します。
ご意見ご感想頂けると有り難いです。
ご質問もお受け致します。
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