幸せ導く『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『私の経営コンサル④定期預金なくなってます』と題して書かせて頂きます。

～経理も大切な部署～

企業の業務上横領という事件がよく報道されます。

これは、企業の大小関係なく起こることだと認識する必要があると思います。

道徳的には、盗った人が悪いでしょう。

しかし、入社動機が「横領」というのはないと思います。

たまたま、お金に困っているときに、会社の金銭管理のシステムが甘くて「あっ、これ盗っても分からないんじゃない?」と気付いたのでしょう。「ちょっとお借りしよう。給料日には返すから。」という軽い気持ちから始まったのではないかと推測します。

誰にも見つからず済んだので、気付いたら何度も繰り返し、誰も気付かないので返さなくなり、金額も徐々に大きくなって・・・・。

といったところでしょうか?

私は思いますが、盗った人が悪いのですが、盗れるシステムにしている盗られた側にも責任はあると考えます。

犯罪者を生まない職場にしてほしいと思います。

数字に弱い経営者は多く、経理関係のことは分からないからと任せっきりにされていることがあります。

任せても、チェックすべきところをちゃんとチェックしておけばこんなことにはならないのです。

会社は営業が稼ぎ頭で良い扱いを受けることが多いですが、

経理も数字や金銭を管理する部署で大切なところと認識して欲しいものです。

～こんなこともある～

横領があったところは、チェック機能がありながら、なれ合いからチェックを怠っていたか、チェックすらなく任せっきりという事が多い。

ある企業で、銀行取引全ての残高証明を取寄せ、会社の残高とチェックしたとき、会社の計算書には定期預金５０万円があるのに、銀行の残高証明に定期預金がなかったのです。

当然金庫の中にあるはずの定期預金証書もなくなっていました。

定期預金は、長期的に資金を預けていますので通帳式なら何口かあれば出し入れがあって気付けるかもしれませんが、証書にしているとなかなか気付くことができないと思われます。

印鑑が扱える人が解約したのでしょう。

結末はここでは書きませんが、従業員を信用しなくては雇用は出来ませんが、信用することとチェックすることは別物です。

他に、給料計算をして社長に給料明細と振込明細を持って行きチェックをうけます。

その後に担当者は自分の振り込み金額を増額していたということもありました。

これはチェックはしたものの、印鑑を担当者が扱えるようにしていたことと、仕訳伝票(振替伝票)の社長承認印がないことが問題でしょう。

信用していたらチェックしなくてもいいというのは誤りです。

チェックしなくても、不正が出来ないシステムを構築されていれば一番良いでしょう。

経営者は、数字の勉強は避けては通れないと思います。深く知らなくても広く浅く知っておいて欲しいものです。

先ずは知ろうとする努力をしてください。分からないでは通りませんよ。貴方の会社でしょ。

本日は、これで失礼致します。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。

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