『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『お天道樣教育は現代でも通用するのか』と題して書かせて頂きます。

～お天道樣とは～

小さい頃「お天道樣が見ているよ。」と言われていました。

「お天道様」とは誰なのか?

これは、太陽を意味しますが、日本では伊勢神宮・内宮に祀られる「天照大御神」を太陽の神とされています。

つまり「お天道樣」とは神樣を意味するということです。

～昔のしつけ～

子どもだけではないが、善い事をさせ、悪いことをさせない意味で「お天道樣が・・・」と使われていました。

例えば、誰も見ていないから道にごみのポイ捨てをしてしまったり、「これぐらいはいいじゃないか」と誤った行動をしてしまうことがあります。

こんな時に「お天道樣が見ているから悪いことはしてはいけませんよ」と教えたのです。

また、善い事を促すために、「誰も見ていなくても、お天道樣だけは見てくれていますよ」と教えたのです。

昔は「悪いことをすれば、罰が当たる」と言われ怖がらせていましたし、またそれを信じていました。

なので、悪い事があまりない世の中だったのではないでしょうか。

平成の天皇陛下御即位30年奉祝感謝の集いで北野武さんの祝辞を聞かれましたか？

その祝辞の中で、平成天皇今の上皇樣のご成婚パレードに母親に連れられて行った時のエピソードが語られました。

パレードでお二人が乗った馬車が近づいてくると、武さんのお母樣は武さんの頭を押さえ、「頭を下げろ、決して上げるんじゃない」とボコボコ殴りながら、「バチが当たるぞ」と言われたといいます。

そして武さんは続けてこう語られました。

「私は母の言うとおり、見たい気持ちを抑え、頭を下げていました。そうしないと、バチが当たって、急におじいさんになっていたり、石になってしまうのではないかと思ったからです。」

お笑いタレントだけに笑わせてくれますが、まさに、お天道樣教育が昔は染みついていたことが伺えるエピソードです。

※その時の動画が恐らくあると思いますので検索して見られては如何でしょうか。

～お天道樣信仰復活か？～

何度も書かせて頂いている様に、戦後神道指令で国として神事が行われなくなったこと、公共の場から神棚を排除したこと等で神樣を信じる、神樣に手を合わせることが時間の経過とともに薄れてきたこと、又核家族化が進んだことからお天道樣信仰も薄れてしまったのでしょう。

しかし、このコロナ禍で、神頼みをしたい等の神道的行動が見受けられるような気が致します。

神棚セットや盛り塩セットや茅の輪のお守りなどが良く売れていると聞きます。

見えない力を信じなくなっていても、どうにもならない状況に陥るとやはり日本人だけに神樣にすがる行動が目覚めるのだと思います。

アニメ「鬼滅の刃」に神道的要素が盛り込んであり、老若男女問わず見る人が知らず知らずのうちに、太古の時代から遺伝子で伝わっている「古き良き心」が目覚めるのだと思います。

丁度コロナ禍と重なり、アニメの効果も手伝っているのではないかと私的見解です。

この流れで、神棚を設置し朝夕神樣に手を合わせ、日々感謝することで「感謝の心」も芽生えて人間関係も良くなり世の中が更により良くなることを期待致します。

本日は、これで失礼致します。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。