『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『今の世の中・・・これでいい？』と題して書かせて頂きます。

～『実語教』シリーズを振返って～

昨日で「実語教」のシリーズが終わりましたが、如何でしたでしょうか？

1,000年以上も前の平安時代に書かれたものということが驚きですが、

平安の時代も現代も心の在り方は同じだと感じました。

若い時には、年配の方々から「最近の若い者は・・・」と、良くない意味でよく耳にしていました。

50代になった現在では、私が「最近の若い者は・・・」と言っています。

いつの時代も変わらないのだと思いました。

実語教の著者は不明ですが、「最近の若い者は」と思った方が、後世に伝えようと書かれたのでしょう。

実語教では、とにかく勉強をして智恵をつけなさい。

他人に優しく、世の為人の為ということを書かれていたと思います。

特に人間関係を大切にしなさいと言われていると思いました。

～『実語教』は現代も充分通用する～

終戦昭和20年以降の教育からジュワジュワと「自分さえ良ければ」という思考が強くなったことで、世の中が変わってきました。

都会では、隣に住む人の顔すら知らず「隣の人は何をする人ぞ」状態だとよく耳にしますが、

昨今は都会だけでなく地方も合わせて全国的にそんな世の中の様です。

場合によっては、一日誰とも話をしないこともあるのではないだろうか。

買い物も一言もしゃべらなくても出来る世の中で、人と交わることが激減してくると、気配り・心配りなどの対応が出来なくなり、人間関係にトラブルが増えていく原因にもなっていくのではと思います。

やはり、自分の為だけの行動は、一時的には良いかも知れませんが、長い目で見た場合、孤立し発展が望めないと思います。

これは、経営者なら業績を悪化させる要素のひとつだと私は考えています。

実語教の著者も、現代と同じような危機感を感じたことで書にまとめたのではないでしょうか？

～今のままでは・・・～

いつの時代も、海外の文化が入ってくると、海外のものがすべて素晴らしく、日本の文化思想が劣っているかのような錯覚をおこし、次第に日本の素晴らしいものが廃れてきています。

昔は、そうであってもまだ道徳的な教育がありましたから、まだ軌道修正出来たと思います。

しかし、道徳教育がない個人主義的な今の世の中では、軌道修正することの必要性さえ感じる人が激減しているので、この先どうなっていくのかという危機感さえあります。

「実語教」で言われる基本的思考を実践して世の中を変えていかなければ・・・・

最後まで読んで頂き、有難うございました。

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【あなたに問う】今の世の中･･･これでいい？