『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

また、個人の方を幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで

幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『「年中行事」大切にされていますか?』と題して書かせて頂きます。

年中行事をざっと書き出してみますと、

正月・七草・鏡開き・節分・ひな祭り(桃の節句)・

春の彼岸・花見・端午の節句・七夕・お盆・月見・

秋の彼岸・紅葉狩り・七五三・正月事始め・

餅つき・年越しそば　　等々

他にもありますが・・・。

みなさんは、この中で実際でされているものがいくつありますか?

そもそも年中行事とは何か。

古代より生きて行くために、五穀豊穣を祈願するために、神仏や自然を畏れ、崇め、祈ることを続けてきました。

季節折々の生活習慣や神仏自然を祀る儀礼などが毎年繰り返され年中行事や習わしとして行われてきました。

ご先祖を敬う心、親として子供の成長や幸せを願う気持ち、生活における智恵等が長年蓄積されたものです。

現在は、毎日のようにご馳走を食べ、仕事も週休二日制などで休みも義務付けられる世の中です。

しかし、昔から日本人は勤勉で働き者といわれ、休む間もなく働いていたことから、単調になりがちな一年の日々において行事日という特別な日を設けることで、仕事を休み、晴れ着を着て、普段は食べられないご馳走を食べる等して、生活に変化や楽しみを与えてきました。

それが、明日への活力にもなっていたのです。

いくつか解説を致しますと、

七草は、1/7の松の内最後の正月を祝う日です。朝、七草を入れた七草粥を食べて祝う習わしです。この七草粥を食べることで、生命力を強め一年間無病息災でいられるとされるものです。食べていますか?

鏡開きは、地域によっては日にちが違うかもしれませんが、一般的には1/11でしょう。

正月期間中に神棚や床の間に備えた鏡餅を下げ、ぜんざいや雑煮等にして食べる祝いの行事です。

鏡餅に割れ目が出来ていれば吉兆の印として喜ばしいされます。

正月には「歳神樣」が各家庭にいらっしゃいます。その依り代が鏡餅なのです。

歳神樣が宿られたお餅を食することで無病息災を願うのです。

節分は、鬼を追い出す豆まきをする行事です。暦でいう季節の変わり目の節分には、悪い事や災厄が家に入りやすいと考えられてきたことから、悪いものを鬼に見立てて追い出し、福や春を招き入れるという意味があります。

子供が小さい頃には、豆まきをされていたかもしれませんが、福を招き入れるという意味があるので、行ってみては如何でしょうか?

花見の始まりは、平安時代と言われています。春になると山におられる神樣が里に下りて来られて桜の木に宿られる。桜の開花は神樣が宿られたことを示す合図であり、田仕事を始める時期を知らせるものでもありました。

神樣が宿られた桜の木の下で宴を開き、神樣にご馳走をお供えして秋の収穫を祈り、神樣とともに飲食したのが始まりでした。

昨年からコロナの関係で花見が出来なくなっていますが、来年春はどうでしょうか?

今後もし、花見をされるときは、桜の木の下に、神樣に料理を取分けお酒と一緒に三宝に乗せてお供えをしましょう。神樣と一緒に飲食をしながら花見をすることで一層楽しい花見になるでしょう。

彼岸・盆はお墓参りですね。されていますか?

と、いう具合にそれぞれ、どうして始まったのか、何のためにという理由があるのです。

それを、昨今はほとんど行われなくなっているように思います。

昔の人がずっと長い間されてきたことは、嘘も無駄もないと思います。

しかし、現代はスピードの時代で、何でも省略することが増えてきていると思います。

言葉も略語や造語がたくさん使われ、こういった行事まで省略されて、省略してよいものも良くないものもあるのではないでしょうか?

それは、それぞれの意味を知ることで省略すべきではない等、再考してみる必要があるように思います。

日本の文化が、どんどん廃れています。

良い文化は、後世に伝えて行くべきではないでしょうか?

何でも早いことがよい現代なので、少し心の余裕というものも必要ではないでしょうか?

こういった行事をすることで、心にも余裕が出来て、心身ともにリフレッシュして、また更に日々頑張れるのではないでしょうか?

そして人間関係も、経営も全て良い方向へ進むのではないでしょうか?

本日は、これで失礼致します。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。