『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

また、個人の方を幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで

幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもありがとうございます。

本日は『合掌のパワーが、人を変え、世の中を変える』と題して書かせて頂きます。

作家の故・藤本義一氏が生前「刑務所に入っている人を調べると80%の人が、家に神棚も仏壇もなく手を合わせるものがないのです。」と言われている。

これは、やはり戦後、GHQの政策で神道指令で、神事と国家を分離し公共施設から神棚を廃止したことと、戦後の教育で徐々に手を合わせる習慣がなくなっていったことがあらゆる問題につながっている様に思えてならない。

手を合わせる場所として一番多いのは、神棚・仏壇・お墓で神仏・ご先祖樣に対してのものだろう。

今でこそ、神棚・仏壇に手を合わせることが減ったからか、神仏ご先祖樣に対しての畏れ多いという感情はほとんどなくなってしまっていると思います。

特に戦前生まれの方々は、神樣・仏樣・ご先祖樣といえば畏れ多い、特に神樣は粗相があると罰が当たるとまで言って、いつも神樣に見られていると畏れ多い感情をもっていたからこそ、子供から大人まで悪いことを踏みとどまっていたと考えます。

現代の人々は、畏れ多いという気持ちは薄れていても、日々神棚に仏壇に手を合わせる習慣をつけることで、神仏ご先祖樣を敬う心がよみがえってくると私は考えます。

浄土宗の開祖・法然の教えに「敬上慈下(きょうじょうじげ)」という言葉があります。

これは『先祖や目上の人を敬い、目下の人をいたわりましょう』というものです。

天台宗の開祖・最澄の教えに「忘己利他(もうこりた)」という言葉があります。

これは『自分のことは後にして、先ずは人に喜んで頂くことをする。そこに幸せがある。つまり我欲が先に立つような生活からは幸せは生まれない』というものです。

日々神仏ご先祖樣に手を合わせることで、敬う心がよみがえれば、上記の二人の開祖の言葉のようなことが、自然にできる様になってくると思います。

この二人の開祖の言葉から「世のため人のため」ということが読み取れると思います。

神棚に奏上する祝詞の中に「神棚拝詞」というものがあります。

その終盤に『世のため人のために尽くさしめたまへと』とあります。

つまり「世のため人のためにつくさせてくださいませ」と神樣に願うものです。

仏教でも神道でも、

世のため人のために尽くすことが、世の中みんなが幸せになれると説いているのです。

先日亡くなられた、瀬戸内寂聴さんも「心が人生をつくる。人生は心次第。」と言われてます。

だから、先ずは敬う心をよみがえらせなければなりません。

先ずは、神棚で手を合わせましょう。日々を感謝してください。

合掌のパワーは、人を変え、世の中を変えます。

本日は、これで失礼致します。

ありがとうございました。