『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもありがとうございます。

おかげさまで毎日書かせて頂いております。

本日は「社内の不正の原因は誰にある?　任せっきりで大丈夫ですか?」

と題して書かせて頂きます。

大手企業の従業員が業務上横領で逮捕というニュースを時々みかけます。

しかし、ニュースにならないだけで、小企業も沢山の不正があるはずです。

不正といっても色々なものがあると思います。

ニュースになるのは、現金を不正に着手すること(業務上横領罪)が一番多いでしょう。

つぎに多いのは商品ではないでしょうか?

あとは、会社の備品・消耗品等でしょう。

業務以外つまり私的に持ち帰るわけですが、これらは何故起こるのか?

それは、チェックすることを日々怠っているからです。

しかし、盗る側と盗られる側はどちらが悪いでしょうか?

道徳的には、盗る側が悪いに決まっています。

お金に困っているからと会社のお金を盗ってもいい訳がない。

しかし、会社の管理体制に問題があり、お金が盗れるシステムになっていることが問題なのです。

だから盗られる側が悪いということです。

雇用する側は、犯罪者を生まないためにも、気持ちよく働いてもらうためにも、

不正ができないシステム構築が必要だと思います。

ただ、不正できないシステムを構築しても、

ちゃんと機能させてもらわないと不正が生じてしまいます。

小企業でよくあることですが、経営者が事務員に現金預金の管理を全て任せっきりで、

気が付いたら横領されていたということがあります。

これは、分からないなりにもチェックすることです。帳簿の残高と、実際の現金を数えればよいこと。

預金については、取引仕訳(振替伝票)と領収証や請求書とのチェックをして伝票に押印をする。

押印のない伝票は無効というようにする等・・・・。

今はパソコンやスマホ等便利なものばかり普及したことで、省略することが非常に多くなっています。

省略してもよいもの、省略してはいけないものがあるのです。

機械化しても省略してはいけない部分があるのです。そこをよく考えましょう。

また、商品の管理も必要でしょう。

ある食料品販売のお店で、袋の中身が割れると販売しない規則になっていて、割れると廃棄するという。

頻繁に廃棄があるので、調べてみると自分で故意に落として割って持って帰っていたという事実が判明

したことがあった。

ほんの些細なことでは、会社のボールペンを持って帰っても・会社の封筒を私的に使っても不正です。

ある企業で、買い置きをしていた切手がなくなり頻繁に購入していることに経営者が気付いた。

調べてみると、郵便で送るものは頻繁にはなかった。

その後、切手の受払を記録する様に義務付けたら、ほとんど購入しなくてよくなった。何を意味しますか?

ある病院で点滴液の購入が増えたので調べたところ、患者さんに投与した数と合わない、

職員が自宅に持って帰っていたという話もある。

喫茶店で、コーヒー豆の在庫置き場と従業員の更衣室が同じだった。

そのお店は、毎月赤字でしたが、更衣室を別の場所に変え、コーヒー豆の在庫置き場にカギをかけたことで、

粗利益率が上がり利益が増えた現実もある。何を意味しますか?

粗利益率は9/15投稿分↓でご確認下さい。

『労せずして、利益を叩き出す方法・・・』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。いつもお読み頂きありがとうございます。お蔭様で、毎日書かせて頂いております。宇部経営コンサルタント事務所当所…

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昨日書かせて頂いた月次決算を毎月見ましょうということにもつながりますが、

試算表の現金残高が数百万円あることになって、

実際の金庫を見ると数万円しかなかったという事例は沢山あります。

これは、現金を横領したことを伝票に書けませんから、帳簿上は現金は減らず、

実際の現金だけドンドン減っていくからです。

だから毎月見てほしいのです。

最近のスーパー・コンピニなどの店員がお釣りにさらわないレジは不正は難しいが、

昔ながらの店員がお釣りのやりとりをされるお店では、毎日現金が合わないはずです。

それが普通でした。お釣りの渡し間違えは確実にあります。

もし、毎日ぴったり合っていたら、それは抜かれています。

実際に、合わないまま報告をさせるべきです。

今日は×××円余った　今日は×××円不足　　という風に。

「毎日あわないから、責任とってもらいます。」ということは禁句です。

ポスレジでなく従来の手入力のレジは、責任をとらせてはいけません。

お金を抜かれますよ。なぜかはここでは説明できません。

ということで、

チェックするということは、信用していないのではありません。

人は誰でも間違いがあります。不正の間違いではなく計算ミス等の間違いです。

そのチェックの中で不正は未然に防げるのです。

だから、本日お伝えしたいことは

『信用することとチェックすることは別ものです。だからチェックしましょう。』

ということです。

本日はこれで失礼致します。ありがとうございました。

社内の不正の原因は誰にある? 任せっきりで大丈夫ですか?

社内の不正の原因は誰にある?　任せっきりで大丈夫ですか?