小企業救済 資金繰り難の改善策のひとつ

経営者コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもお読み頂き誠にありがとうございます。おかげさまで毎日書かせて頂いております。


本日は『小企業救済 資金繰り難の改善策のひとつ』と題して書かせて頂きます。

資金繰り難になると、銀行借入が増加していきますが、

これも無尽蔵には借りることはできません。

いずれ頭打の日が来るはずです。

そうなる前から、販売促進等の売上を増やす努力はされての結果だと思います。

そうすると、支出を抑えていく以外に方法はありません。

経費はもちろん削減していかなければなりませんが、それだけでは追いつかないかもしれません。


どこの企業も経営者の保険に加入されていると思いますが、

当事務所では、保険に入っても経費になる掛捨ての生命保険に加入することを

お勧めしています。

それが、経費にならない積立の生命保険に加入していることもあります。

経営者の生命保険だと年齢がいくと当然掛金が高額になり、

資金繰りに影響が出てくるからです。


掛捨て保険は、満期までの保障をしてくれるだけですが、

積立保険は、満期までの保障は当然ですが、満期に保険金が出るものです。

そうすると、「満期で保険金がもらえる方がいいじゃない。」となるのですが、

保障も利殖もするので、保険金を同じ額に設定した掛捨て保険に比べても絶対に掛け金は高くなります。

個人的な保険でしたら良いと考えますが、特に小企業は以前書きましたが、

設立時から資本金不足状態からのスタートなので、銀行借入に頼る資金繰りをしていることが多いので、それを少しでも軽減する意味からも掛捨てをお勧めしています。


まだ加入して何年も経過していなければ、保険の切り替えをお勧めしますが、長年積立の保険に入っておられると、かなりの積立金額があります。

それを解約するのは逆にもったいないので、保険会社から融資をうけるのです。


保険の種類にもよりますが、積立額の7~9割を限度に借りることができるはずです。


15年以上積み立ていた保険があり、銀行借入もストップになり、保険会社より積立額を担保に借入したことで、息を吹き返しました企業が以前ありました。

その後は、多額の経費削減を実施し、銀行に返済猶予(返済額の減額)をお願いし、

そのお蔭で数年で再建を果たした例もあります。

そこは、それ以前に小切手・手形で支払いをされていましたが、

当時は資金に余裕がありましたので、

「小切手・手形を廃止しては・・・」とご提案しました。

小切手・手形がないことで「不渡り」というものがなくなっていたのも、

結果として再建の助けになりました。


本日お伝えしたいことは、

『銀行だけが資金調達先ではありませんよ』


本日は、これで失礼致します。ありがとうございました。

※企業救済

合同会社 宇部経営コンサルタント事務所

昭和54年創業 / 経営相談・経営改善・経営者研修・社員研修

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