幸せ導く『はた楽』経営コンサルタントで幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『食文化が人格を変え世の中も変える』と題して書かせて頂きます。

私の叔父が生前「世の中がおかしくなったのは、給食が原因」と言っていました。

私は「何故?　給食と世の中が関係あるの?」と疑問に思いましたが、結局叔父に聞けずじまいでした。

ずーっと気にはなっていたのですが、

以前、実践簿記教室の受講生の方から、ある冊子を頂き、それを読んで叔父の言っていた意味が分かりました。

食を通して命の尊さや自然に添った生き方の大切さを伝え続けている方の冊子でした。

私は、この冊子を読んで、神道と同じものを感じました。

食材は、天の恵みから得られるもので、お天道樣にも感謝というところは、まさに神道そのものです。

私は神道の勉強の中で、先日も書かせて頂きましたが、

日本神話からも分かるように日本は「米」を大切にしてきました。

米は稲から取れるのですが、「いね」の「い」は「いのち」の「い」、「ね」は「根」という意味だと知りました。

つまり「稲」は「命の根」ということです。

栄養がどうとかではなく、この「命の根」という意味から、これを食べなくては生きていけないということでしょう。

神話でも、天照大御神が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)へ高天原の稲を渡し、

「これを地上で育て、我が子に与えよ。そして国を繁栄させよ」と言われました。

このことからか、日本は稲作が盛んに行われ、天照大御神の神勅が守られてきました。

しかし、戦後学校給食が始まり、パンを食べるようになりました。

ここで話が戻りますが、頂いた冊子にもあったのですが、学校給食は戦後の貧困児童の救済を目的として始まり有難いものです。

半面、日本人の味覚を根底から変えてしまったことも事実のようです。

高度経済成長をする中で、日本は豊かな国になり、ありとあらゆるものの発明・開発で物が溢れ、感謝の心を忘れていくと同時に、食文化も欧米から色々なものが入ってきます。

日本人は、殆ど肉を食べない食文化だったので、欧米からの肉主体の食に体が対応しないとも言われています。

そのことから、今までに日本ではなかった病気を誘発してきたとも言われています。

また頂いた冊子にも、変化していった食文化で子供たちの心身が侵され、頭痛・眠気・疲れやすい・無気力・不安感・焦燥感から抜け出せなくなり、だんだん症状が酷くなると、いじめや非行、最悪の場合犯罪へと発展してしまうのではと書かれています。

実際に、少年院に入った子供たちが規則正しい食生活をすることで、気持ちが落ち着き、更生の道を進むといいます。

インスタント食品やレトルト食品があふれている昨今、気を付けたいものです。

また、パンもおいしいのですが、日本人の体質からは、米が一番合う食材のようです。

長い歴史の中で、風習・文化・習慣などが、日々の暮らしの中では変化していくことに中々気付けないのも事実です。

振り返ってみると、変化に気付くのですが、気付いた時には遅いこともあるかもしれません。

産業が発達して、経済も豊かになり、今はコロナで苦しんでいますが、

一休みして日本の文化・教育・食を、見直せという時期に来たのかもしれません。

このまま行くと大変なことになるぞという忠告なのかも・・・

本日は、これで失礼致します。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。