『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

また、個人の方を幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで

幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『古き良き心を伝える実語教⑱』として書かせて頂きます。

経営者は「実語教」を学び、経営に役立てよう。

経営者でない方も「実語教」を学び、『心』を育てましょう。

『雖富勿忘貧　或始富終貧』

(とむといえどもまずしきをわするることなかれ　あるいははじめはとみておわりまずしく)

意味：今が裕福であっても貧しい時のことを忘れてはいけません。最初は裕福であっても最後は貧しくなることもあります。

『雖貴勿忘賤　或先貴後賤』

(たっとしといえどもいやしきをわするることなかれ　あるいはさきにたっとくしてのちにいやし)

意味：今が立派な身分であっても立派な身分になる前の頃の気持ちを忘れてはいけません。最初は高い身分であっても終わりは低い身分になることもあります。

貧しい時はあらゆるものを大切にして生きています。

よく聞くのは、戦後の貧しい時代、特に食べ物が豊富にないときは、お米一粒を大切にして食べ残すことなど出来ませんでした。

しかし、現代は戦後の当時に比べれば裕福で、豊富な食べ物があり食べ残しても捨ててしまう人も多いでしょう。

貧しい時は、本当に大切なものをよく理解しているのだと思います。

しかし、裕福になってくると、貧しい時を忘れるつもりはなくとも、お金でなんとでもなるので忘れた暮らしになってくるのではないだろうか。

また、身分が高くなっても、同様です。

お金持ちや身分が高くなると、貧しい人や身分の下の人を見下し、どんな手を使っても自分の利益追求をする人間になってしまいがちではないだろうか。

そうなると、始めは裕福でも・身分が高くても、最後は貧しく・身分が低くなることもありますよ。と「実語教」は警告しています。

偉くなっても忘れてはならないことがあります。偉くなれなくて裕福になれなくてもひがんではいけない。

偉いからと威張ってはいけない。

金持ちだから、身分が高いからと、学ぶことを忘れる(特に心の勉強)と、貧しい時に、身分の低い頃に落ちて行きますよ。

貧富の差は仕方ないにせよ、心の貧富の差のない世の中にしたいものですね。

ということで、本日はこれまでに致します。

最後まで読んで頂き、有難うございました。

ご意見ご感想頂けると有り難いです。

【経営者必見⑱】古き良き心を伝える「実語教」