『はた楽』を念頭に中小企業の発展繁栄とその企業に関わる全ての方々を

また、個人の方を幸せに導くコンサルを目指す経営コンサルタントで

幸せ研究家の藤井孝幸です。

いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。

本日は『古き良き心を伝える実語教⑪』として書かせて頂きます。

経営者は「実語教」を学び、経営に役立てよう。

経営者でない方も「実語教」を学び、『心』を育てましょう。

『八正道雖廣　十悪人不住』

(はっしょうどうはひろしといえども　じゅうあくのひとはゆかず)

意味：八つの正しい教えに沿う道は広大だが、十悪の心を持った者は恐れて歩こうとしません。

これは仏教の教えからのものです。

「八正道」とは

1.正しく見る

2.正しく思う

3.正しく話す

4.正しく振舞う

5.正しく働く

6.正しく努力する

7.正しく集中する

8.正しく気づく

以上の教えのことです。

これらの正しい道は、広々していて誰でも歩いていくことが出来るのだけれど、十悪をする人たちは、その道に近づけないし堂々と歩けないと言います。つまり、十悪をしないように気を付ければ、みんなが八正道を歩けるようになるということです。

以前「十善戒」について書かせて頂きました。

これは十個のやってはいけないことが書かれたもので、

「十悪」は十個の悪い事が書かれています。つまりどちらも同じものなので、

以前書いた↓を参考にしてください。

『無為都雖楽　報逸輩不遊』

(むいのみやこはたのしむといえども　ほういつのともがらはあそばず)

意味：無理をせず生きることは楽しいのに、だらしなく欲深い人はその楽しさを味わおうとしません。

中国の老子は「人はあまり考えすぎるよりも、自然に逆らわずにやっていくほうがいい」と言葉を残しています。これを「無為自然」と言います。

これと同じ意味で、無理をすることなく自然に生きていくことが楽しく生きていけますと言っています。

だらしなく欲深いと、何でも自分のものにしたがり、お金がなくなっても借金してまでも手に入れる。挙句の果ては、借金取りに追いかけられてしまう。

こうならないためにも無理をせず、自分の身の丈に合った生き方をしましょうという事でしょう。

正しい教えを守り、無理をせず自然に生きることが楽しく幸せだということです。

ということで、本日はこれまでに致します。

最後まで読んで頂き、有難うございました。

【経営者必見⑪】古き良き心を伝える「実語教」