業績不振の原因のひとつに「社長の公私混同」があります

みなさ~ん! 幸せですかぁ~! 

 本日も今まで得てきた学びを記事にして皆さんのお役に立てる様、分かち合いをさせて頂きます。


中小企業の社長のほとんどが、会社の株式の過半数を所有しているオーナー社長だと思います。 


 つまり、会社を自由にできるということです。 


 自由にできるということは良いことかもしれませんが、行き過ぎた行為は業績を悪化させる原因になることがあります。 


 その行き過ぎた行為としてよくあるのは「社長の公私混同」です。 


 従業員にも明らかに分かるような公私混同をされると、従業員の働く志気を下げてしまいます。 


 従業員は社長が公私混同をしたからといって面と向かって文句は言わないかもしれませんが、業務には色々な支障が出てくる筈です。 


 公私混同としては次のものがあるでしょう。 


 1.プライベート(趣味・遊び等)の支払いを会社から出させる 

 2.会社のお金を持ち出しする(出張の仮払等を精算も返金もしない) 

 3.社用車を私用に使う 

 4.会社の備品を持って帰る(私物化) 

 5.従業員に就業時間中に、社長宅の掃除等プライベートの用事をさせる 

 等々 


 公私混同している社長は、公私混同していることで従業員に嫌われているということに気付いていないことが多いのではないだろうか? 


 「会社はワシの物じゃ!」と言って好き放題していると、気付けば誰もついてこなくなっています。 


 上記に掲げた5つの公私混同例で、1のプライベートの支払いを会社で出させることはよくあることです。 


 些細なことでしょうが、これが当たり前になってどんどんエスカレートしてくると、2の会社のお金を持ち出すようになります。 


 持ち出しても資金繰りに影響しないのであればまだ良いのですが、それが会社の経費として使われたのであれば領収証を出してもらえば精算できるのに、精算も返金もしてこなくなるのです。 


 これが続くとどうなると思いますか? 


 経理上は「仮払金」として支出したことにせざるを得ません。 


 領収証を提出して頂ければ、仮払金から経費に振替えられ仮払金の残高も減っていきます。 


 しかし、頻繁に持ち出しが続くと「仮払金」がドンドン増えていきます。 


 よく見かけるのは「仮払金」が数百万円~数千万円ということがあります。 


 こんな決算書を銀行に見せたら、今後の融資は受けられないでしょう。 


 なぜなら「この仮払金は何ですか?」と聞かれ「社長の仮払金です」というと「では社長に返してもらえば融資の必要ないですね。」ということになるでしょう。 


 そんなルーズな経営者の会社に融資してもまた、持ち出しするだろうと思われても仕方ないでしょう。 


 銀行は、会社発展のために融資をしてくださるので、そんな後ろ向きな融資はできないと言われるでしょう。 


 3の社用車を私用に使うことはよくあることですが、私用分を毎月、ガソリン代や車の維持費を会社に支払うことで「公私混同」はしていないと主張できて宜しいかと思います。 


 しかし、法人の場合は税務署もそのあたりはあまり指摘されていないと思います。(詳しくは税理士先生にご確認ください。) 


 4の会社の備品を持ち帰ることもよくある話です。 


 5のプライベートな用事をさせるのは論外でお話になりません。 


 いずれにしても、「もし従業員が自分と同じ公私混同をやっても許せるか」を考えてみてください。


 もし、許せないと思うのであれば、従業員も腹を立てているということです。 


 「ワシは経営者じゃ! ワシと従業員は違う」と言い張る場合は、更なる業績悪化を覚悟しておいた方がよいのではないでしょうか? 


 中小企業は、経営者の経営姿勢が会社の業績に即影響してくると思います。 


 本日はここまでに致します。


 今日もみなさんに沢山の幸せがやってきますように! 


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 最後まで読んで頂き有難うございました。 

 本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。 

 本日は、これで失礼致します。 

 ありがとうございました。      

合同会社 宇部経営コンサルタント事務所

昭和54年創業 / 経営相談・経営改善・経営者研修・社員研修

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