禅語に学ぶ『無功徳』
今日は禅語の『無功徳(むくどく)』について書かせて頂きます。
この意味は「功徳を求めれば功徳なし」です。
しかし「因果の法則」「ブーメランの法則」など、善い行いをすることで良い報いがあると言います。
私どもの経営コンサルに取り入れている「幸せプログラム『はた楽』」の7つの課題のひとつに「見返りは一切求めない」と入れております。
「善行を行うと良いことがある」のはある筈です。
ただ、自分に必ずあると思わないことだということです。
例えば誰かの手助けをしてあげたとします。
しかし、その人からお礼も何もないと腹を立てがちです。
そもそも、手助けしようとしたときに「あっ丁度いい。
この人助けたら良いことあるぞ」と瞬時に思って手を差し伸べる人は恐らくいないでしょう。
とっさの行動だと思います。
その行動で相手が助かったことが「良いこと」「功徳」なのです。
また「善い行いをすると良いことがある」と思うから、何も報いも見返りもないと心が苦しくなるのです。
"自分がしたことやったことでその行為は終わり"という潔さが余計な心の負担もなくなるでしょう。
この言葉は禅宗の僧侶「達磨大師」の言葉です。
この言葉禅語についての達磨大師のお話しがあります。
武帝とい皇帝は、自費でお寺を建てたり沢山の僧侶を育ててきたことを、達磨大師に申し上げ「私にどんな功徳があるでしょう」と尋ねたと言います。
すると達磨大師は『無功徳』とひと言を伝えたと言います。
つまり「功徳を求めた時点で功徳はない」という意味なのです。
何かをすることで求めると本来の目的が変わってしまいます。
私は神道で「見返りを求めることで折角積んだ徳が一瞬にして崩れさる」と学びました。
前にも書かせて頂きましたが『懸情流水 受恩刻石』(けんじょうりゅうすい じゅおんこくせき)という釈迦の言葉があります。
これは「かけた情けは水に流せ 受けた恩は石に刻め」という意味です。
「やってあげたことはネチネチいつまでも言わない、でもやってもらったことは石に刻むように覚えておこう」
何かやってあげると「褒めて欲しい」「感謝して欲しい」と思ってしまいますが、ちゃんと見ている人は見ています。
相手が助かれば・良くなれば・喜べば、それで良いのです。
善行で、良い成果がくるのではなく、それを行ったことで自分自身が成長でき豊かに人生になっていくということです。
本日はここまでに致します。
本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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最後まで読んで頂き有難うございました。
本日の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
本日は、これで失礼致します。
ありがとうございました。
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